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旅先いい話

「幼い息子がたった1人で5時間も電車に乗ることに。隣の席になった青年に『よろしくお願いします』と挨拶したら...」(北海道・50代女性)

大山 雄也

大山 雄也

2023.01.30 11:00
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「お兄さんみたいに買うの!」

モジモジ君の息子が車内販売で「バナナ饅頭ください」なんて言えるのかしら? と思いましたが、

「お兄さんみたいに買うの!」

と、「憧れのお兄さん」と「憧れのバナナ饅頭」といった感じでやる気満々(笑)

その後の帰省では、お小遣いでバナナ饅頭を買っていました。

お兄さんとバナナ饅頭が憧れになった(画像はイメージ)
お兄さんとバナナ饅頭が憧れになった(画像はイメージ)

きっと初めての大冒険で、息子はすごく緊張していたと思います。

そんな時に話しかけてくれたり、バナナ饅頭を分けてくれたりしたお兄さん。「もうすぐ着くよ」と起こしてくれもしたそうです。彼の優しさと、バナナ饅頭のほのかな甘さが、息子の心に温かく残りました。

あの時は、本当にありがとうございました。

7歳だった息子は、青年になりました。あの時のあなたのように、優しい人になっていると良いな。

当時20代だったお兄さんは、もう40代になっているはず。優しかったあなたが今、幸せでありますように。

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