「30代後半になり『耐えられないこと』が増加。きっとこれから先も...」 加齢の恐怖に怯える男性に「自己防衛おじさん」が伝えたいこと
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回お悩みを相談するのは、翻訳や執筆を生業にするEさん(奈良県・30代男性)。
加齢による体の変化に衝撃を受けているという。
これから先、「耐えられないこと」や「出来ないこと」が増えていくと思うと恐ろしく、どう乗り越えていけば良いのかと悩んでいる。
読者のお悩み
現在36歳です。去年の夏が終わり寒くなってきてから、これまでは平気だった色々なことに対して、自分の体が耐えられなくなっていて、困っています。
例えば手洗いです。手はあかぎれ・切り傷だらけになって満足に指を動かせないくらいのひどさだし、腕は角質がガチガチに硬くなり痒く、そして痛くなります。今までと洗い方を変えたりしたわけではないのに......。
どうしてこうなったのだろうと考え、加齢によって肌のバリア機能が低下し、更に寒くなって乾燥により汗や皮脂が出なくなってきたからではないか、という仮説に辿りつきました。
それに一昨年までは耐えられた寒さに対して、去年はもう全く耐えられませんでした。それで新しい暖房器具を買ってしまいました。
このように、これまで大丈夫だったことに今や体が耐えられなくなっていることに、衝撃を受けているところです。これから先もどんどん耐えられないことや出来ないことが増えていくのかと考えると、かなり恐ろしいです。
私より年上の人たちはみんなこのような加齢による変化を味わったのでしょうか。そうであればそれに対してどう対策して乗り越えたのでしょう。そして私は、どうやって乗り越えたらいいのでしょうか。
Eさん(奈良県・30代男性)
自己防衛おじさんはTさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
加齢による体の変化を喜びに昇華して「自己防衛」を
自己防衛おじさんの回答
加齢による体の変化に悩んでいるとのことですが、実は40歳を超えるともっと酷くなります。
30代後半の現時点で気づくことができたおかげで、精神的・肉体的なケアを人よりも早く始めることが出来るわけですから、まだ良かったのではないでしょうか。
そもそも人間の体は中も外も機械の様に細かいケアが定期的に必要で、それこそが健康寿命を延ばす基本です。
加齢により不具合が現れてきた自分の体を労り、様々なメンテナンスをすることは、自分を愛する事と同じこと。
若さに執着せず、加齢を悲観せず、変化していく体と丁寧に向き合って、年相応の健康を維持できれば良いのです。
もしかすると、スポーツなどの体を使った趣味を続ける事も、加齢とともに難しくなっていくかもしれません。
そういう場合には、仕事以外に文化的な趣味や学問と向き合うことをオススメします。そうすれば、年齢を重ねていく過程でゆっくりと人間的な厚みが増してくる事に、喜びを感じ始めるはずです。
加齢による体の変化を喜びに昇華して自己防衛。年を重ねるごとに豊かになる、油絵の様な人生を送るための心構えです。
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