「ベビーカーでの買い物帰り、3人のおばちゃんに囲まれた。『え?何、誰?』警戒する私をよそに、彼女たちは一斉に...」(東京都・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Mさん(東京都・40代女性)
Mさんはその日、6か月の長男をベビーカーに乗せ、買い物に出かけていた。
彼女が会計を済ませ、荷物をもって帰ろうとしたところ......前・右・左の三方向から見知らぬおばちゃんたちに囲まれたという。
<Mさんの体験談>
私には3人の息子がいます。これは現在高2の長男がまだ6か月の赤ちゃんだった頃の話です。
その日はベビーカーに長男を乗せ、近くのスーパーに買い物に行きました。
私が会計を終えて荷物を持って帰ろうとしたところ、息子のベビーカーをおばちゃんたちが取り囲んだのです。
「え?何、誰?」
「え?何、誰?」と警戒してる私をよそに、ベビーカーの前、右、左に立ったおばちゃんたちは一斉に口を開きました。そして、
「なんてかわいいのー!」
「あら、笑ってる!」
「そうなの~かわいいの~」
と口々に息子を愛でてくれたのです。
それだけではなく、「こんな風に笑ってくれるなんてお母さんの育て方が良いのね!」「大変だろうけどたくさんかわいがってるのね」と私を労い、褒めました。
何をするのが良いのかわからないまま、初めての育児をほとんど一人でこなしていた私は、それが本当に嬉しくて、救われたような気がしました。
20年たった今でも思い出すと涙が出てきます。あの時のおばちゃんたち、ありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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