お口の中が抗争状態 茨城発「メロンカレー」があまりにもスリリングだった件
2022.12.29 08:00
お口の中で抗争勃発
早速、メロンが入った異端カレーを温めてみると、香りは至って普通。見た目もちゃんとカレーライスだ。
なんだ、大してぶっ飛んでないじゃん――そう安心しきっていた記者だったが、この後すぐに「おみまい」されてしまったのである。
スプーンが最初に拾い上げたのは、柔らかな物体であった。アロエに似ていたが、もしかして、これがメロン? 確信が持てないまま口に運んだ。
......なんじゃあこりゃああ!
己の中に眠っていた松田優作が叫ぶ。謎の物体から放たれるのは、しっとりとした甘み。おそらくこれがメロンなのだろう。
正直言って、カレーとは、合わない。食感もドロッとしていて、決して心地よいとは言えない。カレーのスパイシーさとメロンの甘味香りがぶつかり合い、両者一歩も譲らない。喧嘩だ。口の中で「ビー・バップ・ハイスクール」が繰り広げられている。