ひき逃げされて動けないところに、登場したのが...
私は痛む脚(のちに骨折していると判明)をかばいながら、そのまま逃げていくワゴン車を見つめることしかできません。
すると、そんな私を派手な改造バイクに乗った集団が囲みました。"ゾッキーさん"......つまり、暴走族のような人たちでした。
「大丈夫ですかっ!」
「アイツ捕まえてきますっ!」
彼らは私が二次被害に遭わないように交通整理をしながら、声をかけてくださいました。
5~6台の単車が爆音を轟かせながら逃げた車を追いかけはじめます。
そして、10分もかからずワゴンに乗ったひき逃げ犯を連れて戻ってきました。