「やくざ風のお兄さんと相乗りすることになったタクシー。割り勘でお金を払おうとしたら...」(京都府・70代女性)
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Kさん(京都府・70代女性)
30年ほど前、Kさんは車の免許を取るために教習所に通っていた。
そんなある日、帰りのバスに乗り遅れてしまい......。
<Kさんの体験談>
今から30年ほど前、車の免許取得に通っていた頃の話です。私はいつもの帰りのバスに乗り遅れてしまいました。
同じ境遇の女子大生もいて、二人で途方にくれていると......。
「オバハンみたいな真似するなよ~」
「あんたら乗りそこねたんか」
ちょっとヤクザっぽい感じのお兄さんが、私たちに声をかけてきたのです。
話してみると3人が行きたいのは同じ駅だと分かったので、タクシーを停めて相乗りすることになりました。
目的地に着いて降りる間際、大学生の彼女と私は割り勘の代金を計算して運転手に渡そうとしました。すると、お兄さんがそれを一蹴。
「オバハンみたいな真似するなよ~」
ちょっと笑いながらそう言ってタクシー代を払い、背中を向けながら片手をあげて去って行きました。
あれから40年、今でも思い出す「オバハンみたいな...」というフレーズ。
お兄さんの粋なはからいは、心の片隅にいつまでもキラリと光っています。
今でも忘れられない人はいますか?
Jタウンネットでは読者の皆さんの「忘れられないあの人」との思い出を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)