観光客は「地元スーパー」にこそ行くべし! 旅にでなけりゃ味わえない体験が、そこにある
「旅先スーパー大好きです」
投稿者「ろくいち」さんは、いわゆる「乗り鉄」で、鉄道旅行が趣味。今回のツイートのきっかけは、SNSで「観光客はスーパー行かない」という指摘と「地元のスーパーは観光地の売店より安く穴場である」という意見に共感したことだった。
ろくいちさん自身が旅先のスーパーで興味を持つのは、お菓子やカップ麺など。その地域でしか売られていないもの、限定品などが多いからだという。
ツイートへのリプライでは、こんな声が寄せられている。
「旅先スーパー大好きです。 特に生菓子、パン、鮮魚コーナーは地域色が強くて好き」
「宮古島に行った時美味しいお茶を飲んだのですが、土産物屋ではなかなか見つからず、やっとのことで見つけたのが地元のスーパーでした」
「会津柳津のスーパーで買った地元産の納豆は美味かったです」
「沖縄では、豚肉の豊富さ、スパムの種類の多さに驚いた事あります」
「鳥取名産『とうふちくわ』に『あごちくわ』はスーパーで買うのが断然お得ですね」
「地場産のものが安く手に入るので、ひとり旅のビジホ飯とかだとコンビニを遥かに凌ぐ最強格です」
「高知駅前は、西へ行ったところのエースワン高知駅前店へ。 ホテルへ、夕食にたたきなど買って持ち込むのが安上がり」
「出張で、夜は軽く呑んで食べればいい時、海に近いところだと、スーパーに行けば、割引シールの貼った刺身とか調達出来ます。外食するより、ずっとお得です」
地元スーパーで「嬉しい驚き」を味わったことがある人は少なくないようだ。「むしろスーパー行くために旅行しているようなものです。W」というリプライに、思わず頷いてしまうのは、記者だけではあるまい。
それに、旅慣れた人たちの「地元スーパー活用術」も惜しげもなく、ふんだんに披露されていて、楽しいことこの上ない。リプライを読んでいるうちに、無性に旅に出たくなってくる。
ちなみに、「ろくいち」さんはツイートに続ける形で「山形を代表するス-パ-、ヤマザワやお-ばんも山形へ観光へ来たらぜひ立ち寄ってくださいね...!」と地元のローカルスーパーも紹介していた。
どちらも地元密着型スーパーで、「ヤマザワ」は、山形県山形市に本社を置き、山形県・宮城県に合計60店舗のスーパーマーケットを展開。「おーばん」は、山形県天童市に本社を置き、山形県内に10数店舗のスーパーマーケットを展開している。
2つのスーパーの魅力について、「ろくいち」さんはこう教えてくれた。
「ヤマザワは山形県民なら必ず利用する『心のスーパー』のような存在で、地元の人間として頻繁に利用する場所なので、なじみ深い場所です」
「『おーばん』は佐渡ヶ嶽部屋の親方(現役時代は琴ノ若関)を後援している関係で、所属関取が白星を挙げた時は割引があったり、と面白いサービスをしてますね」
地元民に愛されていたり、地元ならではのサービスがあったり、これこそ、旅に出なければ味わえない体験ではないだろうか。
目的地はどこでもいいから、とりあえず旅行に行きたい今日このごろだ。スーパーに行くために、計画を立ててみるのもいいかもしれない。