「さっきから見てたけど、お前...」 頻繁過ぎる「あの行動」で上司に「アルコール依存症」を疑われた会社員の話
街のあちこちに設置されたアルコール消毒用のスプレーも、もうすっかり日常になった。感染対策のため、小まめに手指を消毒している人も少なくないだろう。
ただ、あまりにも頻度が多すぎると、思いもよらぬ「疑い」を掛けられてしまうこともあるらしい。
こちらは、東京都在住の会社員・玖島川のり(@kujimagawa_nori)さんが2022年12月2日に投稿した漫画だ。「合ってるけど、その言い方やめて欲しい」というタイトルの同作は、玖島川さん(猫頭のキャラクター)の実体験をもとにしたものだという。
「玖島川、お前、通過するアルコールスプレー全部、使う気か?(笑)」
作品は、アルコールスプレーを手に吹きかけている玖島川さんに、上司がそんな疑問を投げかけている場面から始まる。
セリフには「(笑)」と付いているものの、その顔は青ざめ、冷や汗までかいている様子。
玖島川さんは、そんなに頻繁にアルコール消毒をしているのだろうか?
同僚「ええっ?」
「...さっきから見てたけどお前、10メートル歩いただけで3回もアルコール使ってたぞ」
なるほど。確かに、通過するアルコールスプレーを全部使っているようだ。そんな玖島川さんに「いくらなんでも気にし過ぎじゃないか?」と指摘する上司。
しかも、話はそれだけでは終わらなかった......。
「玖島川がアルコール依存症っぽいんだわ...」
あまりにもアルコールスプレーを使いまくる玖島川さんを、上司は「アルコール依存症っぽい」と表現したのだ。これには他の同僚たちもびっくり。そりゃそうである。
部長「このコロナ禍の影響でアルコール依存症になってしまった...」
6日、Jタウンネット記者が本人に取材したところ、玖島川さんは無意識に、設置されているほとんどの箇所で毎回アルコールスプレーを使用していたそうだ。
その結果、悪意はないものの部長が他の社員に
「玖島川はどう見てもアルコール依存症だよ」
「アイツは、このコロナ禍の影響でアルコール依存症になってしまった」
などと説明し始め、大きく勘違いする人も多数いたという。
「『アルコール消毒スプレーに依存してしまっている』という意味では間違いではないのですが、世間が認識している一般的な『アルコール依存症』とは違うという事を訂正してまわり、部長にも何か別の表現に変えてもらうようお願いしました」(玖島川さん)
その後、玖島川さんが耳にした話では、部長は一時的に「アルコールスプレー依存症」と言い直していた。ただ、またすぐに忘れて「アルコール依存症」と口走っていたそうだ。
玖島川さんについての誤解が広まらないことを祈るばかりだ。