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眩しいほどに青い! 群馬で発見した衝撃的和菓子「だんご(ラムネ)」を食べてみたら...

大山 雄也

大山 雄也

2022.11.17 08:00
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その和菓子との出会いは、偶然だった。

2022年11月10日、取材で訪れていた群馬県のお土産を買うために、佐波郡玉村町にある「道の駅 玉村宿」に立ち寄ったJタウンネット記者。会計のためレジに並んでいるとき、「そいつ」が目の端に入ってきた。

レジ横のお菓子コーナーで、青い何かが強い存在感を放っているのだ。

ラムネあんのだんご(2022年11月10日、Jタウンネット撮影=以下同)
ラムネあんのだんご(2022年11月10日、Jタウンネット撮影=以下同)

近付くとそれは、「だんご(ラムネ)」だった。

......だんご(ラムネ)? いやいや、ラムネみたいなサッパリした味がだんごに合うわけない。

そう思ったが、ポップには「どこかなつかしい味 子供にも人気!」と書かれている。

ならば、28歳になっても大好物がハンバーグとカレーのまま――そんな「お子ちゃま舌」の記者の好きな味かも? ここは思い切って試してみようではないか。

こんな味のお菓子を食べた記憶が...

だんご(ラムネ)のパッケージ
だんご(ラムネ)のパッケージ

早速購入して、イートインも可能な食堂の1席へ。食欲を減退させる色として知られる「青」に染まっただんごを見ていたら、うっすらと後悔の念が沸いてくる。

しかし、ここで引いてしまってはもったいない。覚悟を決めて口の中に入れた。

食感は小豆やずんだの餡を食べているような感じ。味は甘いのだが、いわゆる「ラムネ味」かといえばそこまででもない。いや、ほんの一瞬、ラムネ味が口の中を駆け抜けた。しかしその風味が消え去った後はただ甘いだけのだんごを咀嚼する時間が訪れる。

だんご(ラムネ)
だんご(ラムネ)

見た目の「青」に反してさほどラムネの存在を感じないせいか、「自分は一体なにを食べているのだ......」と不思議な気持ちになってくる。このだんご、何を目指して作られたのだろうか。

11月16日、気になった記者がだんご(ラムネ)の製造者である藤本光美さんに取材したところ、だんご(ラムネ)の味は「子供のころにこんな味があったな~となんとなく感じられる懐かしい味」を目指しているという。言われてみれば、子供の頃にこんな淡いラムネの風味のガムを食べたような記憶が蘇ってきた。

ちなみに見た目は、「他所にはないもの」で、「売り場も華やかになる」とのことでキレイな青色にこだわったそう。

遠い記憶の中にある懐かしい味がする「だんご(ラムネ)」。近所を走り回って遊んだあの頃の思い出を掘り起こしながら、ノスタルジーに浸りつつ頬張るのが、正しい食べ方なのかもしれない。

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