眩しいほどに青い! 群馬で発見した衝撃的和菓子「だんご(ラムネ)」を食べてみたら...
こんな味のお菓子を食べた記憶が...
早速購入して、イートインも可能な食堂の1席へ。食欲を減退させる色として知られる「青」に染まっただんごを見ていたら、うっすらと後悔の念が沸いてくる。
しかし、ここで引いてしまってはもったいない。覚悟を決めて口の中に入れた。
食感は小豆やずんだの餡を食べているような感じ。味は甘いのだが、いわゆる「ラムネ味」かといえばそこまででもない。いや、ほんの一瞬、ラムネ味が口の中を駆け抜けた。しかしその風味が消え去った後はただ甘いだけのだんごを咀嚼する時間が訪れる。
見た目の「青」に反してさほどラムネの存在を感じないせいか、「自分は一体なにを食べているのだ......」と不思議な気持ちになってくる。このだんご、何を目指して作られたのだろうか。
11月16日、気になった記者がだんご(ラムネ)の製造者である藤本光美さんに取材したところ、だんご(ラムネ)の味は「子供のころにこんな味があったな~となんとなく感じられる懐かしい味」を目指しているという。言われてみれば、子供の頃にこんな淡いラムネの風味のガムを食べたような記憶が蘇ってきた。
ちなみに見た目は、「他所にはないもの」で、「売り場も華やかになる」とのことでキレイな青色にこだわったそう。
遠い記憶の中にある懐かしい味がする「だんご(ラムネ)」。近所を走り回って遊んだあの頃の思い出を掘り起こしながら、ノスタルジーに浸りつつ頬張るのが、正しい食べ方なのかもしれない。