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旅先いい話

「山小屋の暗がりから現れたのは、見知らぬ男性。寒さで身を寄せ合うわたしと友人に、その人は...」(岡山県・70代女性)

藤本 仁

藤本 仁

2022.11.12 11:00

シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(岡山県・70代女性)

Oさんは20歳の頃、友人たちと北海道旅行中に行き、利尻岳に登ったことがある。

夜、暗い中の登山だった。もうすぐ頂上というところまで登ったのだが、友人の1人がそれ以上進めなくなってしまう。

他のメンバーはまだ上を目指すというので、Oさんはリタイアした友人に付き添い、山小屋で休もうとした。

旅の途中に上った利尻岳(画像はイメージ)
旅の途中に上った利尻岳(画像はイメージ)

<Oさんの体験談>

20歳の頃、友達4人での25日間の北海道旅行中に、利尻岳に登っていたときのことです。

山を登っている途中、1人の友達が冷たい汗をかき始め、リタイアすることになりました。もうすぐ頂上に着くところでしたが、まだあたりが暗い中に1人残していくことはできません。

私は彼女を放っておけず、近くの山小屋で休みながら、友人たちが戻ってくるのを待つことにしました。

暗がりから私たちに近付き...

山小屋の中は暗くて寒くて、私たちは2人で身を寄せ合っていました。

すると、暗がりの中から男性が現れたのです。

暗がりから、男性が...(画像はイメージ)
暗がりから、男性が...(画像はイメージ)

彼はこちらに近づいてくると、夜目にもわかるほど白い湯気の立つ牛乳を渡してくださいました。おかげで、私と友人は冷えた体を温めることが出来ました。

それだけでなく、その人は寝袋まで進めてくださったんです。「汗だらけだから」と遠慮しましたが、結局貸していただくことに。

暖かい夜を過ごして友人もすっかり元気になり、明るくなって山から下りてきたほかの友人たちと帰途に就くことができました。

彼と別れる前、持っていたリンゴやガム等を差し上げて、何度もお礼を申し上げましたが、あの時お名前と住所をお聞きすれば良かったとこの歳になっても思います。

あの時、あの方に出会えていなかったら......と、今でも思い出します。

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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