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旅先いい話

焼いてもらったばかりのホットケーキに、なぜか「既視感」 画像で「検証」してみた結果→妻「意味がわからない」

松葉 純一

松葉 純一

2022.11.01 21:00
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自宅でホットケーキ、たまにはいいものだ。焼き加減がちょっと難しいが、それはそれで楽しい。生クリームや果物をたっぷり添えると、リゾート地での朝食のような雰囲気も出て優雅だ。

それに、ちょっと変わった角度からも旅気分を味わえる場合があるらしい。

2022年10月18日、とあるツイッターユーザーが投稿したツイートが、いま話題になっている。

妻が焼いたホットケーキが「豊後高田近辺に似てる」――投稿者の「 「鉄狼」(@y_tetsurou)さんはそう感じたらしい。

豊後高田とは、大分県の北東部・国東(くにさき)半島にある、人口約2万人の小さな市である。

残念ながら、お連れ合いにはまったく理解してもらえなかったそうだが、航空写真を並べて検証してみたというわけだ。

ホットケーキの焼き模様を見て、ワイキキビーチとかダイヤモンドヘッドではなく、大分県......しかも、空から見た姿を連想するとは。

Jタウンネット記者が本人に話を聞いてみたところ、それには鉄狼さんのある「能力」が関係していた。

現地に行ったことはないけれど、子供時代の記憶が...

鉄狼さんは大阪府民で、大分県とは全く縁は無いという。

ただ、9月24日、お連れ合いが焼いたホットケーキを見た時に頭によぎったものがあった。

「子供の頃、日本地図を見るのが好きで、ホットケーキの模様を見たときに、ふとその時の記憶が蘇りました」
「航空写真や地図を見ただけで道を覚えられるので、その能力が生きたのかも知れません」(「鉄狼」さん)
「鉄狼」(@y_tetsurou)さんのツイートより
「鉄狼」(@y_tetsurou)さんのツイートより

とはいえ現地に行ったことはなかったため、正式な地名やどんな観光スポットが存在しているかなども知らなかったという。

そこでGoogleマップで確認してみると、まさに国東半島、その場所そっくりだったというわけだ。

国東半島の中央部には、半島の最高峰である両子山(ふたごさん/ふたごやま)やそれに次ぐ高峰・文珠山、伊美山といった山があり、それを中心に放射状の谷が伸びている。

ホットケーキもそれと同じように、中央に向かって放射状の焼き目がついている。

この共通点が鉄狼さんの脳内で瞬時に繋がったのだろうが、お連れ合いは「なぜ模様と地図が結びついたのか意味がわからない」と、呆れ顔で言っていたという。

鉄狼さんの投稿に、ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「この辺は山登りが楽しいんですよ~ 海沿いのドライブも良き」
「蓮の葉にも見えます」
「仏の里のホットケーキ」

この地域では奈良時代から平安時代にかけて、仏教(天台宗)に宇佐八幡の八幡信仰(神道)を取り入れた「六郷満山」と呼ばれる仏教文化が形成され、山麓にはその寺院群が点在している。寺巡りをした後、両子山頂からは瀬戸内海も望めるとか。

――何だかこの一枚のホットケーキをきっかけに、国東半島のことがどんどん気になってきた。

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