水の中は「湿度100%」ではありません 正しい答えは...「霧の中」
[OH! バンデス - ミヤギテレビ]2022年10月5日放送「コスギン質問箱」のコーナーで「湿度100%なんてあり得るのか」という視聴者からの疑問に答えていました。
天気予報でまれに聞く「湿度100%」という言葉。それはどんな状態をいうのか気になりませんか?
「100%なら水の中になっちゃうんじゃないの?」と思う人も居るかもしれませんが、気象庁の言う湿度とは「空気中の水蒸気量」に関する用語。
水中には空気がないので、「湿度」という概念は適応されません。
ではどのような状態が「湿度100%」と言えるのか。正解は「霧の中」。
湿度100%というのは、それ以上空気中に水蒸気を含むことができない状態。それを超えると、水蒸気が水滴となり発散し、霧が発生するのです。
なので、見通しが悪くなるほどの濃い霧が発生する日は湿度が100%に達することがあります。
霧の起こりやすい地域や天候によっては、よくみられる数値なので意外と珍しいことではありませんが、ちょっと意外な答えでしたね。
(ライター:山口カオ)