「怪奇現象みたい」「表情が悲壮すぎて...」 釧路の海岸に「巨大マンボウ」漂着→役場職員も「初めて聞いた」
海岸を歩いていると、色々なものが打ち上げられているのを発見することがある。
空のペットボトル、錆びた刃物、何だかよくわからない海藻......そして中には、こんなスケールの大きい「漂着物」もあるようだ。
こちらは、北海道釧路市在住のツイッターユーザー・わたつ(@tatsuyatu2)さんが2022年10月6日に投稿した写真。
砂浜に打ち上げられているのは、目と口がついた白くて平べったい体......そう、マンボウだ。周囲にある人間の足跡と比較すると、かなりの大きさに見える。
まさかの漂流物に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「デカすぎ...これは珍しいですね」
「表情が悲壮すぎて怖くて拡大して見れない......今夜たぶん夢の中でコイツに会ってしまう」
「怪奇現象みたいですね」
Jタウンネット記者は7日、投稿についてわたつさんに話を聞いた。
見つけたらまずは連絡を
わたつさんがマンボウを発見したのは6日の12時半ごろ。サイクリングでたまたま通りかかった、桂恋漁港(釧路市)の海岸で出くわしたという。大きさは約2~3メートルくらいだったそうだ。
「目立った臭いなどはありませんでしたが、周りの防波堤にカモメが沢山いました。市役所に問い合わせたところ、近日中に埋めるとのことだったので、その後は近くで釣りをして帰りました」(わたつさん)
その後、マンボウはどうなったのだろうか。記者は14日、処分にあたった釧路総合振興局にも話を聞いた。
取材に応じた水産課の担当者によると、6日に釧路市役所からの連絡を受けて局職員が現場を確認し、翌7日には一般廃棄物として市内の最終処分場に運搬。なお、担当者はこれまで桂恋漁港の海岸にマンボウが打ち上げられたという話は聞いたことがなかったという。
どうやらかなり珍しいケースだったようだが、もし今後似たような現場に立ち会った際は、一般人市民としてはどのように対応したらよいのだろうか。記者が改めて聞くと、担当者は
「一番適切なのは、発見した場所の管理者に連絡をすることです。今回の例で言えば、桂恋漁港の管理者は釧路市ではなく北海道なので、そちらに連絡をするのが最適。
ただ、一般の方はどの場所がどこの管理下にあるかなどは詳しくないと思うので、とりあえず地元の役場に連絡をする形でも大丈夫です」
と説明した。