棒と石斧で作った「竪穴住居」で過ごすサラリーマン2人組って...何? 謎すぎる「週末縄文人」にその生態を聞いた
夢は江戸時代までたどり着くこと
週末縄文人さんは、「現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築く」をテーマに、YouTubeチャンネル「週末縄文人」やSNSで発信を続けている会社員2人組。趣味や考えが近い会社の同期どうしだという。
活動テーマに則って、ライターを使わずに火を起こし、石を磨いて作った斧で木を切るなど、かつて使われていた技術を自分たちで習得しながら文明までの道のりを辿ることを目指している。
今回、注目を集めた竪穴住居づくりもその一環だ。
「原始のテクノロジーをひとつひとつ習得し、積み重ね、縄文時代から現代に至る文明の道のりを辿りたいと思っています。最終的には江戸時代くらいまでいくのが夢です」(週末縄文人さん)
果てしない道のりにも思える、この活動を始めたきっかけの1つが、コロナ禍だった。
「(きっかけは)コロナ禍が始まってすぐの頃に感じた、都会のライフラインが断たれるかもしれないというリアルな危機感です。そのとき、この文明の脆弱さや、そこに頼り切っている自分の足腰の弱さが見えた気がしました」(週末縄文人さん)
同じ危機感を持っていた会社の同期と一緒に、「人類の文明をゼロから作り直して、強い足腰を手に入れよう」という想いで、文明の道のりをたどるという活動はスタートした。
竪穴住居は今年4月から作り始め、6月に完成したとのこと。実際の住み心地はどうなのだろう。夏なんて灼熱地獄では......?