マニアックすぎんか? 「北海道の貨物列車の音」を流すラジオ番組が始まっていた
聞けば聞くほど「音が見えてきた」
「普段乗る機会のない貨物列車で録音した音を聴いてみると、同じ列車でも非常に表情豊かなんです。聴いていけばいくほど、音が見えてきます」(高山さん)
収録を行ったことで貨物列車の「音」の世界の深さが見えてきた。この魅力を最大限に生かすために、あえて音楽を使わず、ナレーションも極力絞った番組のスタイルが出来上がったのだ。
「番組を通じて貨物列車に乗っているかのような疑似体験、感情移入をしていただけるかもしれません。そして、放送を聞いて『現地に行ってみたい』と思っていただければ嬉しいです」
と高山さん。想像力をフルに働かせて放送を聞き、貨物列車の世界に没入するのがオススメの楽しみ方のようだ。
1か月ごとに取り上げる列車が変わり、10月は北見駅から北旭川駅を経由し、札幌貨物ターミナル駅まで走る「タマネギ列車」と呼ばれる貨物列車の音を1か月かけて取り上げる。
番組は「radiko(ラジコ)」でも配信されており、近日中には走行音の部分を「Podcast(ポッドキャスト)」でも配信する。
同番組の放送時間は月曜日から金曜日の23時55分~24時。奇しくも人気番組「JET STREAM」の直前だ。
夜間飛行に出かける前にちょっと貨物列車の旅に寄り道してみるのは、いかがだろうか。