まさか皆で吸ってるの...? 謎のイベント「秦野たばこ祭」の実態を、現地で調査してきた件
超ダイナミックな「採火」イベント
川沿いの道が人々で溢れ、祭り屋台がズラリと並ぶ。子供たちもたくさんで、祭りは大盛況。
喫煙所はあるものの、その辺でたばこを吸いまくっている人がいるわけではない。安心した。
しかしそうなると、なにが「たばこ祭」なのだろう。祭りに参加しながら、探ってみることにしよう。
24日は台風15号の影響で一部のイベントが中止に。しかし、この日のメインとも言えるイベントはしっかり行われた。
秦野市立本町小学校で開催される「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」だ。
木の棒を手でグリグリ回して火をおこす「火起こし器」のことは、皆さんきっとご存じだろう。このコンテストでは、秦野産の木材で作った約5メートルの高さの超巨大火起こし器に回しかけた綱を引き合い、火をおこすのだ。
1チームが2グループに分かれ、火起こし器を挟んで綱引き。今年は5チームが参加し、点火までにかかった時間を競い合う。
会場となった本町小学校には多くの人々が訪れ、参加者を応援。ダイナミックなイベントで初日から祭りはヒートアップしていた。
ここで生まれた種火でたばこを吸う――わけではなく、大きな松明にともされたあと、誰もが楽しめる豪華絢爛なファイヤーパフォーマンスの炎に。
そうして、祭りの1日目は終了した。