「『お母さぁん』と叫びながら、近付いてくる幼い娘。道路を横切る直前に、見知らぬ男性に抱き留められ...」(東京都・60代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(東京都・60代女性)
その日、友人の家に遊びに行っていたSさんの娘は、母親の迎えを待っているはずだったのに、1人で道路の前にいた。
母の姿を見つけた娘は、横断歩道や信号を気にかけることもなく、走り寄ってこようとして......。
<Sさんの体験談>
この夏に結婚式を挙げた娘が幼稚園児だったころ、私たち家族は他県から引っ越してきました。
転園から2か月ほどたち、娘がお友達の家に遊びに行った時の事です。
約束の時間に合わせてそのお宅へ向かっていると、4車線ある国道の向こう側に何故か娘が1人でいました。そして、「お母さぁん!」と叫びながら、車道を横切ろうとしたのです。
通りすがりのセールスマンが
「危ないから待って!」と叫んでも、娘は止まりそうになくて......。
そんな時、セールスマン風の男性が自身の荷物を置いて、すんでのところで娘を止めてくれたのです。
そして、横断歩道の信号が変わって私が走り寄るまで娘を抱き止め、優しく話しかけてくれていました。
私が娘のもとに辿りつくと、その人はすぐに立ち去ってしまい、咄嗟のことでろくにお礼も言えませんでした。本当に感謝しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)