「混みあう新幹線で空席を探す、2人の子供を連れた母親。なんとか1席見つけたところでサラリーマンが...」(静岡県・40代男性)
シリーズ読者投稿~目撃!親切な誰かさん~ 投稿者:Fさん(静岡県・40代男性)
その日、新幹線に乗っていたFさんは、途中の駅で幼い子供二人とその母親の3人組が乗車してくるのを見た。
しかし、残念ながらその時の車内は1席しか空いておらず......。
<Fさんの体験談>
コロナ禍になる前のお盆の数日前、下りの東北新幹線でのエピソードです。自由席はほぼ満席でしたが、私は東京から乗車したので座れていました。
やがてとある駅で、母親と赤ん坊と小学生低学年くらいの男の子の親子3人連れが来ました。しかし、その時の車内の空席は3人用の座席に1人分しかない状態だったんです。
「親子がこちらに来なくてよかった」
そして、母親が男の子を空いていた1席に座らせて空席を探しに行こうとした時です。通路を挟んで向かいの2人用席に座っていた2人のサラリーマンが
「次で降りますから」
と言って席を譲っていきました。
それから約1時間後、目的の駅に近づき乗車口に向かった私は、そこで既に降りていたはずのサラリーマン二人を見つけました。
まだ到着まで時間もあったので、二人に話しかけて聞いたところ「親子がバラバラになるのが可哀想だったから」との事でした。そして
「親子がこちらに来なくてよかった」
と笑い、一緒の駅で降りて去っていきました。
そんな場面を見たのは初めてで、心が温かくなりました。
街で見かけた「やさしいあの人」、どんな人?
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)