うーん、モツかな? 賞味期限間近の牛乳で食後のデザートを作った結果がコチラです
レシピ通りに料理を作ったのに、なんか全然違うものが出来た――そんな経験、皆さんも一度くらいはしたことがあるのでは?
そしてここにもまた一人、そんな「予想外料理」を生み出してしまった人が......。
こちらは、東京都在住の大学生・アサカワ(@deep_ocean_walk)さんが2022年9月7日に投稿した写真だ。
ザルの中に入っているのは、なんだかブニョブニョした物体。色は灰色と薄茶色の間くらいだろうか。一見すると食べ物かどうかすら怪しいビジュアルだ。
しかし、アサカワさんは写真にこんな説明を添えている。
「消味期限近い牛乳でココアミルク餅作ったよ!」
......初見でコレをスイーツだと見抜けた人は、果たしてどれほどいるのだろうか。あまりに「らしくない」見た目に、当のアサカワさんも「...え、臓物?」と困惑のコメントを付け加え、ツイッター上でもこんな声があがっている。
「生姜醤油が合いそうに見えます」
「うまく毒を抜かないと食べられんやつやん」
「下処理済みの牛モツってこんな感じだよな」
一体、何がどうしてこうなったのか。Jタウンネット記者は8日、アサカワさんに詳しい話を聞いた。
作り方は通常の牛乳餅と同じ
アサカワさんが話題の「ミルクココア餅」を作ったのは7日の19時ごろのことだ。
「自宅の冷蔵庫に、賞味期限の迫る牛乳が500ミリリットルパックにまるまる残っていたことがきっかけで、夕食後のデザートづくりも兼ねて牛乳餅を作ろうと思い作成しました。ココアを入れたのは気分です」(アサカワさん)
材料は牛乳、片栗粉、ミルクココア。作り方は通常の牛乳餅と同じ手順で、違うのは冒頭に片栗粉とミルクココアを混ぜること。
それと牛乳を混ぜながら弱火で加熱し、粘りが出たら火からおろす。その後は絞り袋に入れ、水の中に絞り出すだけだ。アサカワさんの想定では、絞ったときに丸っこくなるはずだった。しかし、出来上がったのは何度見てもコレ。
アサカワさんは完成品が想定とズレてしまった原因について、2つの仮説を立てている。
「一つは片栗粉不足、もう一つは加熱不足です。夕食前だったこともあって完成を待てずにいた節があり、後者の可能性が高いです。
おかげで少し気持ち悪い見た目になってしまいました。色が白ければそれはそれでまだ可愛いと思えたでしょうから、ココア有りで作らなければよかったな、と思いました」(アサカワさん)
ただ、実際に食べてみると口どけは柔らかく滑らかで、まあまあ美味しかったそうで
「甘さが控えめすぎてしまったので、もっと砂糖かミルクココアを入れても良かったと思います。ただ、でんぷん質なので食後には向かないです」
と振り返った。