こんな光景見たことない! 海洋自然写真家が激写した「空飛ぶイカの群れ」が話題に
朝5時から夕方まで海を眺め続け...
トビイカが飛翔する瞬間を撮影するために、年間10回以上は船で海へ出ているという岡野さん。感覚としては、6~7月、東海汽船の八丈島航路や小笠原海運の小笠原航路に2~3回乗船すれば、1回くらいはトビイカに遭遇できるかもしれない、くらいのレア度だという。なお、1度の航海は午前5時から16時くらいまで10時間超、甲板で海を眺め続けるという過酷な観察条件を指す。
一方、海上を飛ぶ海の生き物としてよりメジャーなトビウオには、春から夏に同じ場所を航ればほぼ100パーセント、しかも1度の航海で数十回は飛んでいる姿を見られるとのこと。
トビイカ、レアすぎる。
出会えるだけでもラッキーなトビイカなのに、彼らがちょうど飛んでいる瞬間を激写するのは至難の業に違いない。撮影のコツはないか聞いてみると、岡野さんはこう教えてくれた。
「瞬間勝負なのでカメラを手に持って、カメラも即シャッターを切れるように、スリープしない状態の臨戦態勢でずっと待っていて狙うことになります」
さらに、「カメラを被写体に向けたとき画面中央に入れられるよう、望遠レンズを付けた状態でレンズを振る練習がとても効果があります」とのこと。
もし、岡野さんのような激レア写真を撮ることを目指している人がいれば、参考にしてみてはいかがだろう。