福山城で「デニム商談会」開催決定 なんだってそんな場所で?福山市が仕掛ける「エキゾチック」な作戦とは
海外バイヤーの心をつかむ作戦も
福山市が「デニム商談会in福山城」を行うのは、今回が初めて。その目的は福山デニムの魅力を発信することだけでなく、海外における「福山」の認知度向上も目指しているという。
「海外からバイヤーの方がいらっしゃるので、インパクトのある福山城での開催は意義のあるものです」
と産業振興課の職員は語る。
海外から来る人に市をアピールするための「作戦」も立てられている。
バイヤーたちはまず、市の玄関口であるJR福山駅にやってくる。新幹線などでここに到着すると、すぐ近くで城が待っているのだ。
その出逢いだけでインパクトは十分すぎる。海外から来たバイヤーたちは「日本に来たぞ!」と胸をときめかせるに違いない。しかも、その異国情緒あふれる城がまさに彼らの目的地なのだ。
「福山城を駅から見て、さらに実際に城内に来れば、バイヤーのテンションが上がるでしょう。そこから商談会に入ります」(産業振興課の職員)
たしかに、福山城でテンションを上げた状態で商談会に入れば、バイヤーもより前向きな気持ちで交渉に臨んでくれるかもしれない。