その先には、何がある? 「海に消える一本道」のダークなカッコ良さに震える
このまま進んだら、どこに連れて行かれてしまうんだろう――。
漠然とした不安を感じさせる1枚の写真が、ツイッターで注目を集めている。
こちらは、岡山県在住のツイッターユーザー・Kadowaki(@Os__0114)さん2022年8月30日に投稿した写真。
青い海の上を真っ直ぐ渡っている一本の橋。陽光の加減からか、対岸の方は陰になっていて、なんだかダークな雰囲気になっている。一体、あの向こうには何があるんだろうか......。
想像力をかき立てられる光景に、ツイッター上では
「な...何があるんだ...!」
「渋さが良い感じ」
「ダーク!!かっこいいです」
Jタウンネット記者は9月1日、写真についてKadowakiさんに話を聞いた。
朝イチを狙って行った
Kadowakiさんが話題の写真を撮影したのは2022年の1月ごろ。場所は、山口県下関市北部で、本州と角島(つのしま)を繋ぐ角島大橋だ。妻との旅行中、朝の人がいない時間帯を狙って撮影しに行ったという。
「朝イチを狙って行ったのはいいんですが、太陽が上がりきってないので角島ならではの爽やかな風景とはなっておらず、全体的に暗い雰囲気にはなってました」(Kadowakiさん)
ただ、撮影していたKadowakiさんの背の方からから日が上がってきたのと、後ろの山のおかげで橋に明暗ができた。そこで、「不思議な感じにならないかなと思い、橋をメインで撮った感じです」。
途中で方針を変えたことで捉えられた、角島のダークな魅力。Kadowakiさんは撮影しながら
「角島ならではの爽やかな感じだけではなく、明暗を強調すればまた新たな視点で楽しめそう!」
と思っていたという。
有名な景色も、条件が違えば全く違う雰囲気に。「狙い通り」の光景が見られなくても、がっかりする必要はない。
今まで知らなかったその場所の「良さ」に気付くきっかけになるのだから......!