「ぱくっ」からの「ウゲーッ!!!」 生まれて初めてピーマンを食べたカメさんの反応が可愛すぎる
子供の頃、ピーマンが苦手でなかなか食べられなかった、という人も少なくないだろう。かくいう記者もその一人だし、大人になった今でも積極的に食べることはない。
そして、そんな「ピーマン嫌い」はどうやら人間だけに限った話ではないようだ。
こちらは、三重県紀宝町にあるウミガメと触れ合える道の駅「紀宝町 ウミガメ公園」のツイッターアカウント(@umigamekouen)が2022年8月20日に投稿した動画のワンシーンだ。
コンクリートの上にいる1匹のリクガメに差し出されたのは、ピーマン。しばらくの間、興味深そうにピーマンを見つめた後に......。
思い切った様子で、「パリッ!」と音を立てて一口。その直後、ピーマンを口に含んだリクガメは思わぬリアクションを見せた。
「大爆笑しちゃいました」
ひとかじりした途端、あんぐりと口を開けて天を仰ぐリクガメ。ギュッと目を瞑りながら「べ~」と舌を出すその姿は、まさにピーマン嫌いな人間な子供のよう。
「これヤダ~~~!!!」ってセリフが聞こえてきそうだ。
なんだか人間臭くて愛らしいリクガメの食事シーンに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ピーマン、少し苦いから、かも知れないですね」
「『...マッズ!ナニコレ マッッズ!!』って声が聞こえてきました」
「カメさんには悪いけど、大爆笑しちゃいました」
「一応食べてはみるんだから偉いかもw」
やはり、カメもピーマンの苦味は苦手なのだろうか。
Jタウンネット記者は24日、ウミガメ公園に話を聞いた。
初めてのピーマンだった
取材に応じた同園飼育員の伊藤柊也さんによると、話題の動画は20日、夏季限定でリクガメを放し飼いしている園内のスペースで撮影したもの。動画の中でピーマンを食べているのは、インドホシガメという種類のリクガメで、10歳のメスだという。
「いつも地元の農家さんがカメたちのために野菜を差し入れてくれていて、この日はピーマンをいただいたんです。動画に映っている子は今までピーマンを食べたことがない子だったので、食べたらどんな反応をするのかな、と思って撮影してみました」(伊藤さん)
人生、いやカメ生初のピーマンを食べた際のリクガメの反応に、伊藤さんは「おそらく苦くてびっくりしたんだと思います」と語る。ちなみに、普段はクワの葉やレタス、小松菜などの野菜や野草のほか、たまにミカンやイチジクといったフルーツなどを食べさせているそうだ。
「ただ、丸ごと一個完食とまではいきませんが、この後は普通に食べていました」
「紀宝町 ウミガメ公園」では、ウミガメの水族館や資料館があるほか、地域限定のウミガメグッズを扱ったアンテナショップもある。
可愛いウミガメやリクガメと触れ合いたい読者の皆さんは、一度足を運んでみてはいかがだろうか。