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夏の館林より、さらにアツい! 手元から火花噴き上げる「館林手筒花火大会」の圧倒的迫力

福田 週人

福田 週人

2022.08.15 20:00
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無風状態なら、10メートルほども吹き上がる火柱

あゆさんが話題の写真を撮影したのは23日に群馬県館林市で開催されていた「第23回館林手筒花火大会」でのことだという。

「手筒花火を見ることがこの3年間できなくて、館林の手筒花火は念願の撮影でした。特に手筒花火の発祥は愛知の豊橋で有名ですが、関東ですと群馬の館林は中々の迫力でした」(あゆさん)

館林手筒花火大会とはどんなイベントか。Jタウンネット記者は8月12日、館林市役所つつじのまち観光課・観光振興係主任の矢嶋保紘さんに聞いた。

手筒花火大会の様子(画像は館林市役所提供)
手筒花火大会の様子(画像は館林市役所提供)

「手筒花火大会」という名の通り、同大会の特徴はあゆさんも撮影した筒型の花火。長さ約1メートル、直径20センチほどの竹筒を荒縄で覆った筒から火花が噴き出す。花火を持つのは、地元有志による団体「館林煙硝会」のメンバーだ。

矢嶋さんが提供してくれた大会に関する資料によると、この花火の筒を抱きかかえて火柱を真上に打ち上げる状態を「放揚(ほうよう)」といい、愛知県三河地方の伝統的な文化とされている。

無風の状態だと、10メートルほども火柱が吹き上がる(画像は館林市役所提供)
無風の状態だと、10メートルほども火柱が吹き上がる(画像は館林市役所提供)
「徳川四天王で知られる館林藩の初代藩主榊原 康政(さかきばら やすまさ)が、天文17(1548)年、榊原長政の次男として三河国上野郷(現在の愛知県豊田市)に生まれた縁から、平成11(1999)年4月『つつじまつり』の関連イベントとして、市観光協会が豊橋市在住の手筒花火伝承者谷野泰弘(たにのやすひろ)氏に出演を依頼したことが契機です」(館林市役所提供資料より)
「また来年も行きたくなった」
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