トンネルを抜けるとジブリの世界...かも? 深い緑に包まれた「廃線跡」が美しい
「まるでジブリの世界へ繋がるトンネルでした」
そんなコメントと共に投稿された一枚の写真がツイッターで注目を集めている。
これは、ピアニストや作曲家として活動する朝木奏多さんが2022年8月2日、自身のツイッターアカウント(@asagi_photo0921)に投稿した写真。
緑に囲まれたトンネルが、どこか別の世界へと誘われてしまいそうな独特の雰囲気を醸し出している。差し込む陽の光も、なんだか神秘的だ。
まるで映画のワンシーンのような一枚に、ツイッターではこんな反応が寄せられている。
「神秘的な場所ですね。久石譲のピアノが流れてきそうです」
「行ってみたいな。でも通ったら帰ってこれないかもしれないな」
「千と千尋思い出しちゃうね」
「奥でトトロが眠っていそうです」
この不思議なトンネルは、いったいどこにあるのだろう? Jタウンネット記者は5日、投稿者の朝木さんに話を聞いた。
撮影場所は、かつて存在した...
朝木さんによればこの写真は7月31日、愛知県新城市にかつて存在した「三河大草駅」で撮影したもの。
11月に開業予定の「ジブリパーク」(愛知県長久手市)の観光プロモーション動画で廃線の景色を見てその緑とトンネルの美しさが忘れられず、県内の廃線跡を探し、この場所に辿りついたのだという。
撮影時の感想を、朝木さんはこう語る。
「一人では少し怖いような長いトンネルを抜け、緑あふれる絶景に出会いました。
到着した時点では陽が傾きかけていたので、光が少ない状態でした。
でもそのおかげで、深い緑が美しく表現できたので幻想的な写真になりました」
「どこか」へ繋がっていそうなトンネルは、見ているだけでワクワクしてくる。もしかしたらあなたの町にも、そんなひと夏の冒険に連れ出してくれるようなトンネルがある......かもしれない。