「旅先の小学校で遊んでたら、地元ヤンキーが『なにしてんの?』。ロングセーラーのお姉さんに目線を合わせられ...」(神奈川県・40代女性)
長めのスカート、立ち上がった前髪...
しばらく2人でバドミントンをしてると、高校生らしきセーラー服を着たお姉さんたちが近づいてきました。
お姉さんたちは、いわゆるヤンキー。かつての工藤静香さんのような、立ち上がった前髪に長めのスカートという出で立ちで、私は「怒られるのかな?」と一瞬思いました。
でも、お姉さんたちは目線を合わせて、「何してんの?」と優しく声をかけてくれたのです。
私も従姉妹も安心して「バドミントンしてる!」と元気に答えると、流れで一緒に遊ぶことに。強引に「クッキーあげる!」と言ったら笑いながら「ありがと~」と食べてくれたり、下手くそな私たちに合わせてくれたり、お姉さんたちは楽しそうに笑いながら遊んでくれました。
気がつけばすっかり日が暮れていて、もう夕陽も沈みそうな時間。急いで帰らなきゃと焦る私たちに1人のお姉さんが「ちょっと待ってな」言って、と走ってどこへ行ってしまいました。
「すぐ帰らないと怒られるかもしれないのに......」と考えてシュンとしていると、走って消えたお姉さんは2台のバイクと2人のお兄さんと戻ってきたのです。

いきなりのことでポカンとしていると「このお兄ちゃんたちが送ってくれるよ!」とヘルメットを被せられ、私も従姉妹もお兄さんたちのバイクの後ろに乗せてもらい、暗い果樹園だらけの中を家まで送ってもらいました。