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福田 週人

福田 週人

2022.07.29 20:00
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中の水が減ってしまう?

ペットボトルの水に賞味期限が設けられている理由について、Jタウンネット記者は7月21日、日本ミネラルウォーター協会専務理事の渡辺健介さんに話を聞いた。

渡辺さんによると、他の食料品とは違い、水は非常に劣化しにくいもの。なので、未開封なら時間が経過しても味が落ちたり品質が悪くなったりすることはまず無いという。

では、ペットボトルの水の賞味期限というものは、何を基準に設定されているのか。記者の質問に、渡辺さんは

「水の品質ではなく、ペットボトル容器の方の劣化などを考慮して設定されている場合がほとんどです。たとえ未開封でも、時間が経つとボトル内の水はペット樹脂を通り抜けて少しづつ蒸散していき、内容量が減ってしまいます」

と説明する。

表記されている容量と実際の容量に一定以上の誤差(500ミリの場合は2%、2リットルの場合は1%)がある商品を販売すると計量法違反となる。つまり、中の水が蒸散し内容量がラベルの表記と食い違ってしまうまでの期間が、ペットボトルの水の「賞味期限」というわけだ。

なお、防災用品として「10年保存」「15年保存」という長期備蓄が可能なペットボトルの水も販売されているが、農林水産省のウェブサイトによると、これには通常より厚いペットボトルが使われており、気体を通しにくくなっている。また、ガラス瓶(紙栓をつけたものを除く)、ポリエチレン容器入りのミネラルウォーターは、食品表示法で賞味期限や保存方法を省略可能だという。

普段何気なく目にしているものでも、実は企業やメーカーの知恵と工夫が詰まっているのかもしれない。

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