「小松菜は冷凍してください!」 加熱ナシでも「おひたし」に...八百屋歴10年、野菜のプロの叫びに反響
小松菜は...冷凍してください!!!
冷凍してください!!!
冷凍してください!!!
実は小松菜は冷凍するだけで食べることができます。加熱の必要はありません。
2022年7月24日、そんな驚きのツイートが投稿され、多くの人々の注目を集めた。

「小松菜は......冷凍してください!!!」という呼びかけに思わず反応してしまった人は多かったのではないか。Jタウンネット記者もその一人だ。
小松菜といえば、なにかと馴染み深い野菜だ。味噌汁の具として、おひたしに......と使い勝手の良さは抜群。毎日のように美味しくいただいているという人も多いだろう。
話題のつぶやきには続きがあり、なんと「おひたしは15分常温で解凍し調味料をかけるだけ。他の料理は温めるため最後鍋に投入でOK」なのだという。
投稿者は、八百屋歴10年の野菜のプロ・青髪のテツ(@tetsublogorg)さん。
Jタウンネット記者はテツさんに「小松菜の冷凍」について詳しく聞いてみることにした。
小松菜は基本冷凍する
8万4000件を超えるいいねを集めるなど、大反響のテツさんのツイート。投稿のきっかけは何だったのか聞くと、テツさんはこう答えた。
「よく放置して黄色く変色させてしまった。とかひどい方は野菜室で溶けてた。など聞くことがあるのでどうにかできないかと思っていたのがキッカケです」(テツさん)
テツさん自身も、すぐに使わない時は「小松菜は基本冷凍させています」。そうすればよいというのは、仕事中にお客さんに教えてもらったという。

テツさんによると、小松菜の魅力は何といっても栄養の豊富さ。実はホウレンソウよりも鉄分が多いのにクセは少なく、テツさん宅では味噌汁や炒め物、スムージーなどによく使うという。
そんな便利な野菜だからか、「冷凍すればいい」という情報は多くの人にとって嬉しい驚きにつながったようだ。
「『今まで黄色く変色させることが多くて小松菜を買うことを避けていましたが、これなら買えます』みたいなコメントがありました。このツイートが野菜を購入するキッカケになれば、八百屋冥利に尽きます」(テツさん)
野菜を......捨てないで下さい!!
ところで、小松菜以外の野菜はどうなのか。テツさんは5月11日、次のようなツイートも投稿している。
【八百屋からのお願い】
— 青髪のテツ|野菜のプロ (@tetsublogorg) May 11, 2022
何度も言います。
農家さんが作った野菜を...
捨てないで下さい!!
捨てないで下さい!!
捨てないで下さい!!
多くの野菜は冷凍保存が可能。
よく捨ててしまう方は冷凍という選択肢があることを知ってほしい。
※野菜によっては食感が変わります。
方法は画像にまとめました。 pic.twitter.com/pWs4r8YwIQ
八百屋からのお願いとして、「農家さんが作った野菜を......捨てないで下さい!!」という言葉が繰り返されている。なぜなら、「多くの野菜は冷凍保存が可能」だからだ。
このツイートについてテツさんは、「冷凍することでフードロスが減ればいいと思って、発信しています。ただ冷凍することで食感が大きく変わる、人参や大根、舞茸などは逆に捨ててしまうようなことになると勿体ないので、注意が必要です」と話す。
では、野菜を冷凍するときは、どう注意すればいいのか。テツさんは分かりやすく画像にまとめている。

なるほど、細かくカットしてから冷凍したほうが良いものもあれば、トマトのようにそのままでいいものもあるようだ。
トマトを丸ごと冷凍保存、凍ったまま切れる......おもしろそうだ。最近、自炊にはまっているJタウンネット記者は、今度試してみたいと思った。

フードロスを冷凍保存で防ぐ。これは必要なことかもしれない。
世界情勢の悪化や、気象条件の激変で、当たり前のように買えていたものが手に入りづらくなることもある。ファストフード店やファミリーレストランから、フライドポテトが姿を消したときのように......。
新鮮な野菜がふんだんに食べられる幸せはありがたいことだが、フードロスを減らす工夫や備えは、常日頃、心がけておいた方がいいはずだ。

青髪のテツさんは、自身のブログで、野菜や果物を美味しく食べるための選び方や保存方法、食べ方を紹介している。
「この野菜、どうすればいいんだろう」と迷ったら、覗いてみるといいかもしれない。
【お願い】
— 青髪のテツ|野菜のプロ (@tetsublogorg) July 24, 2022
小松菜は…
冷凍してください!!!
冷凍してください!!!
冷凍してください!!!
実は小松菜は冷凍するだけで食べることができます。加熱の必要はありません。
おひたしは15分常温で解凍し調味料をかけるだけ。他の料理は温めるため最後鍋に投入でOK。
1ヶ月は余裕で持ちます。 pic.twitter.com/uvldbSz1Dm