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これは超激戦区だ... 選挙権が欲しい5歳児のために、父が作った「投票所」が素敵すぎる

福田 週人

福田 週人

2022.07.13 21:00
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子供だって選挙に参加したい――そんな5歳児の要望を受けて実施された「総選挙」が、ツイッター上で注目を集めている。

その名も、「おかず総選挙」だ!

どこに投票しようかな?(画像は山口良太@slow_campさんのツイートより、以下同)
どこに投票しようかな?(画像は山口良太@slow_campさんのツイートより、以下同)

こちらは、大阪府在住のグラフィックデザイナー・山口良太(@slow_camp)さんが2022年7月10日に投稿した写真。壁には選挙の候補者ポスターを彷彿とさせる紙が3枚貼られていて、机には銀色のボックスと、「とうひょうようし」と書かれた紙が。まさに投票所のような雰囲気だ。

そして、ポスターにはそれぞれ

「日本ハム党 シャウエッセン」
「グリーンマーク党 ポークウィンナー」
「ニチレイ党 特から」

といった具合に、「政党」と「候補者」の名前が書かれている。

そう。「おかず総選挙」という名前の通り、この選挙の候補者は政治家ではなくおかずなのだ。どれが食卓に並ぶべきか、投票で決めようということか。確かに、これなら子供でも選挙に参加できる!

選ばれたのは......

11日、Jタウンネット記者の取材に応じた山口さんによると、「おかず総選挙」開催のきっかけは10日に行われた参議院選挙。家族で投票所に行った時に5歳の息子さんが「自分も投票してみたい」と言い出したという。

「投票ができるのは大人になってからだよと答えると、『ずるい!』とふてくされたので、じゃあ今夜の晩御飯のおかずで投票をしてみようか、と僕が提案し、自宅で製作・実施しました」(山口さん)

コピー用紙に色鉛筆で絵を描いてポスターを、既存の箱に銀の折り紙を貼って投票箱を作ったそうだ。

これは悩む!
これは悩む!

「有権者」は山口さん・妻・息子の3人で、1人につき2枚の投票用紙が配布された。3つの「候補者」から上位2つを選ぶというシステムだ。また、息子さんの発案で、実際に投票所に行った時と同様に「名前と誕生日を受付で伝えて本人確認し、投票用紙を受け取る」ところから始めたという。

「(息子は)ノリノリで投票用紙に書き込んでいました。結果は、親子ともに大好きなシャウエッセンと特から(ニチレイの冷凍唐揚げ)の得票数が高くおかずに選ばれ、息子は嬉しそうに食べていました。自分の意見が生活に反映される大切さが実感できたのではないかと思います」(山口さん)
開票率100%
開票率100%

山口さん一家で実施された「おかず総選挙」には、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「素敵なパパだ...!」
「微笑ましい総選挙」
「手書きのイラストにホッコリしました」
「小さな頃から投票や選挙を身近に感じるにはとても良いごっこ遊びだと思いました」
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