この迫力、ハンパねェ...! ブランドスイカをダイナミックに積み上げた「超ド派手パフェ」にKOされる
夏が来た! 鳥取県の季節だぞー!
何言ってやがるんだこいつ......と思った人もいるかもしれない。夏と言えばスイカ、そしてスイカといえば鳥取県。だって鳥取は、全国トップクラスの生産量を誇るスイカの名産地なのだから。
さて、そんな鳥取のスイカをダイナミックに映えるスイーツで食べられる場所が、東京・新橋にある。
それが、新橋駅の銀座口から徒歩1分ほどの場所にある鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま 新橋館」の2階にある「ビストロカフェ ももてなし家」。
鳥取と岡山の旬の食材が味わえるこの店では、2022年6月中旬から7月14日まで、「鳥取すいかフェア」を開催。その一環で提供されているのが超ダイナミックな「すいかパフェ」(税込み1500円)である。
どうダイナミックかって? こんな感じだ。
上から下までスイカ尽くし
「ビストロカフェ ももてなし家」のすいかパフェは、7月10日にあるユーザーの投稿をきっかけに、ツイッター上で話題に。
「スイカの盛り方がどうかしている」
「すいかの盛り方が写真より迫力があると思うの...(不安定が過ぎる)」
なんて驚きの声が寄せられた。こんな評判を聞いて、気にならないわけがない!
期待を胸にももてなし家に向かった筆者に襲い掛かったのが、想像をはるかに超えるスイカの圧だった。
スイカがドーンと横綱のようにオンザグラス! あまりにも大胆な盛り付けのせいか、店員さんもソロリソロリと慎重な足取りで筆者の元に運んできた。
積み上げられたスイカは筆者が持つスマートフォンとも高さにあまり差がない......。そして、このスイカパフェ、もちろん見掛け倒しではない。
使用されているのは鳥取県中央部・倉吉市で栽培されたブランドスイカ「倉吉すいか」。その味は絶品だ。
みずみずしく、シャリッとした食感に加え、青春を駆け抜ける若人を彷彿とさせるさわやかな甘み――もう一撃必殺なのだ。
アイスの魅力に耐えられるかな?
カットされたスイカだけでもノックアウトされてしまったのに、すいかパフェに手加減はない。
お次に襲い掛かってくるのは、「すいかの塩アイス」だ。
滑らかな食感とクリーミーさの中に、スイカのさわやかな甘みと旨味が閉じ込められている。
絶妙な塩加減で、スイカの魅力がロケットのようにぶちあがってくるのだ!
もちろん、単体だけでもおいしいのだが、下にあるクリームとスポンジを合わせると......甘みと塩味、スイカの旨味の三重奏が快楽の底に蹴り落してくる。
もう筆者のHPはゼロに近いが、まだまだパフェの魅力は止まらない。
ビターなチョコレートと合わせて
スイカ本体、すいかの塩アイス、クリームとスポンジの下にはすいかゼリーがある。
スイカの淡い風味が心地良いこのゼリーに混ぜられているのは、種の代わりのビターなチョコレートだ。ここまで強烈なパンチを食らわせ続けてきたというのに、今度はほんのりとしたスイカの風味となチョコレートの組み合わせは落ち着きのあるシックな味わいという、違う角度で攻めてくる。
これで締めか――いやいや、最後の扉を開けていない。一番下にはサイダーゼリーと冷凍スイカが待っている。サイダーの味とひんやりとした冷凍スイカのわんぱく味が舌を満足させてくれる。なんと刺激的な幕切れなのだろう。
上から下までスイカ尽くし。でも、楽しませ方は全部違う。スイカだけでここまで食のエンターテインメントを広げてくるとは......。
ももてなし家の主任によると、すいかパフェは見た目のインパクトも相まってフェアのメニューの中でも人気。ちなみに、今年の倉吉すいかは出来が良く、昨年と比べても甘いという。まさに2022年の今、食べるのがベストな1品だ。
フェア終了は14日。機会がある人はぜひ食べてほしい!