あなたの家のブロック塀、実は「普通」じゃないのかも? 地域ごとに特徴違う「透かしブロック」の奥深い世界
ごくごく限られた地域でしか見られないデザインも
透かしブロックには、底知れない魅力がある。
blockworkさんの投稿を見て、Jタウンネット記者はそのことに気付いた。
ではblockworkさん自身は、どんな経緯で透かしブロックの世界の奥深さを知ったのだろう。本人に尋ねてみると
「旅行などで各地に出かけるうちに、コンクリートブロックに地域ごとの特徴があることに気がついて集めてみることにしました」
と教えてくれた。blockworkさんの過去の投稿を見てみると、「(透かしブロックの模様部分に)つぶつぶの浮き彫りが入ったものは山口の一部でとても多く見られます」「福井でのみ見られるS字のもの」といったかなり限定された地域で使われているデザインもあれば、「(窓拭きっぽい模様のブロックは)関東甲信ではまず見ないけど少なくとも関西から東北にかけては多く存在します」「南関東でそこそこ見かける菱形を丸い穴で挟んだような透かしは鳥取の一部でもまとまって見られます」と説明されるような広い範囲で見られるものもあるらしい。もちろん、全国レベルで分布するデザインもあるという。
狭い範囲だけで見られるデザインは「地元メーカーが作ったものなのだろうか」という気がしてくるが、「南関東と鳥取」のように離れた場所で使われているものがあるのは非常に不思議だ。