【追記あり】お店の中のもの「ほぼ全部」譲ります どこか懐かしい「街の洋食屋」が、ツイッターで後継者を募集する理由
2022.06.19 17:00
「あのお店の雰囲気をそのままに」
「喫茶レストランパール」は現店主が40年以上前に1人で開業。その後、長きにわたって営業してきたが、これからも同じように続けていくことが難しくなったという。
「父の体調が悪くなり、1か月ほどの入院が必要と診断されました。退院後も酸素吸入などが必要と言われ、身体や年齢的にも続けていく事が無理ではないかと判断して、閉店を決めたのです」(店主の娘)
急な決定だったため、店主は現在の状態のまま物件を借りてくれる人を探し始めたという(編注:同店は西諫早地区センター内にある公社賃貸物件に入居するテナント)。
「お店のエアコンも新調して間もないですし、コロナ禍で換気設備も新しく設置しました。常連のお客様から『この雰囲気をそのままにやってくれる人が誰かいないのか』と言われたことも、引き継いでくれる方の募集につながりました」(店主の娘)
「喫茶レストランパール」の店内を撮影した写真からは、温かな親しみやすい雰囲気が伝わってくる。居心地がよさそうだ。
店内のものは、祖父の形見だという置き時計を除いて、ほぼすべて譲渡することが可能。引き継ぐ人次第ではあるが、「喫茶レストランパール」という屋号も継ぐことができるという。
また、現店主の体調次第ではあるものの、レシピもノートに残そうと試みているとか。