広島電鉄、運転士の「保護メガネ着用」実験中 「乗客がマイナスイメージ抱く」懸念も...「かっこいい」「使うべき」
「運転士の健康が第一」との声も
「利用者が受ける印象の検証」――これが、広島電鉄が保護メガネの導入の「実験」を行う大きな目的のひとつだ。
「路面電車の大きな特徴でもありますが、運転業務に加え、接客業務が伴います。保護メガネを着用した運転士に話しかけづらい、怖いというマイナスなイメージを抱いてしまわれないかと懸念しておりました。
乗務に接客が伴うので、お客様の心証や接遇面を考慮して、慎重に検討を進めております」(電車事業本部の担当者)

サングラスのような見た目であることが、悪印象に繋がることを危惧したのだ。ただ、保護メガネの着用実験を告知した5月30日の広島電鉄のツイートには好意的な声が寄せられている。
「運転士がグラサン掛けたらかっこいい」
「安全運転の為には使うべきだと思います」
「安全運転が運転手の第一条件なんで、それがどんな格好になろうが目的を果たせるんなら文句があっても無視して欲しい」
また、電車事業本部の担当者によると、実際の利用客からも好意的な声が寄せられ、「見た目より安全な運行を希望する」「運転士の健康が第一」との意見が多いそうだ。
「本格導入を念頭に着用試験とお客様アンケートを行っております。出てきた課題に対処していきながら引き続き導入に向けて検討を進めます」と担当者。本格的な導入は22年度中を予定しているという。
🚋運転士の保護メガネ着用について🚋
— 広島電鉄【公式】 (@HIRODENofficial) May 30, 2022
広電電車では、まぶしさや目の疲労の低減により安全な運転環境を整備するため、保護メガネの導入を検討しており、着用感やお客様への印象の検証のため、着用試験を実施します👓
<期間>6/1~6/17
<区間>広電宮島口~広島駅
<対象>運転士3名https://t.co/tYVbB53XeS pic.twitter.com/HRKIjFXoN0