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マナー講師 VS マナー講師、ファイッ! 熾烈なる「マナー合戦」描いた漫画に大反響

大久保 歩

大久保 歩

2022.06.08 08:00
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目下の人がハンコを傾ける「お辞儀ハンコ」、お酌するビールのラベルの向き......世間には多種多様なマナーがあるが、必要性がいまいちわからないと感じたことはないだろうか。

そもそも、「マナー」とは何のためにあるのだろう? そんな疑問を一度でも抱いたことのある人に、ぜひ読んでほしい漫画がある。

(画像はたむらゲン(@jack_yakitori)さん提供。以下同)
(画像はたむらゲン(@jack_yakitori)さん提供。以下同)

それが、『遙かなるマナーバトル』。

漫画家・たむらゲン(@jack_yakitori)さんが2022年5月22日、制作中の本作を投稿したところ、非常に大きな注目を集めた。6月3日時点で約10万2000件の「いいね」、3万弱のリツイートが集まり、反響を呼んでいる。

本作の冒頭は、主人公の女子高生・笹木真那が名刺交換するシーンから始まる。真那が、マナー講師である光上光子の名刺を受け取ったとき、親指がその名前の一部に重なっていて......。

「名刺を受け取る際相手の名前と指が重なるのはマナー違反ですよ」

光上がそう告げた次の瞬間、真那を襲ったのは――

「マナー違反一本炸裂!」

――激しい電撃だ!!

そう。『遙かなるマナーバトル』はその名のとおり、主人公・真那が「互いのマナー違反を指摘し合い最強のマナー講師を決めるマナーバトル」に挑み、強者のマナー講師たちと火花を散らす、熱いバトル漫画なのだ。

あまりに斬新かつ衝撃的な設定。いったいどうやってこのアイデアが降ってきたのか。そしてどう形にしていったのか......。筆者は5月26日、作者のたむらゲンさんを取材した。

「就活も始まっていたので、世の中に色々なマナーがあることを感じていたのでかきました」

昨年末から本作のプロット作りを進めていたという、たむらさんは、描き始めたきっかけについてそう語る。

制作にあたり特に意識しているのは、読みやすく、かつ面白い話を作ること。

作中には、名刺にゴシック体を使うのは不吉だとか、お辞儀の角度は59度にすべきだとか、数多くの「マナー」が登場する。筆者にとっては初耳のものばかりだが、これらは巷では常識なのだろうか。それとも、たむらさんが作り上げた架空のマナー?

どこまでがフィクション?

記者の問いに、たむらさんは

「流通しているものも、僕が考えたものもあります。わかるかな?」

と答えた。どれが創作マナーなのか考えながら読むのも、楽しいかもしれない。

話題のツイートに掲載されたのは計45ページで、ラストがとても気になる終わり方である。名刺交換で電撃を食らった真那が、光上に会心の一撃を見舞い、反撃を開始するのだ。

はたしてこれから、真那はどうなっていくのか。光上は噛ませ犬に過ぎず、さらなる強敵が現れるのだろうか。

たむらさんは、これからの見どころについてこうコメントした。

「この国や世界にはまだまだ強いマナー講師たちが潜んでいます。敵だけでなく仲間も増えてくると、マナーバトルの幅が広がってくる気がします」

もしかしたら、真那の戦いに頼れる仲間が加わる可能性も? 現在は2話と3話を制作中とのこと。

ますます、今後の展開から目が離せない!

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