「んああ~!たまらん!!」って思ってそう... 快楽に溺れてるっぽいクマの姿が激写される
人それぞれ、気持ちが良くてやめられない行為があるものだ。筆者の場合、風呂でウトウトするのがやめられない......(幸運なことに溺れたことはないが、皆さんは絶対に試してはいけない)。
こうしたクセは人間以外にもあるのかも。そう気づかせてくれる動画を富士サファリパークの公式ツイッターアカウント(@fuji_safari1980)が投稿した。2022年5月25日のことだ。
動画に映っているのはクマなのだが、なにやら様子がおかしい。
金網が巻かれた1本の木に、立ち上がった状態で背中をくっつけて、まるでダンスをするかのようにスリスリと体をこすりつけているではないか。
ツイートによると、クマゾーンにある一部の樹木には、クマの爪研ぎを防止するための金網が設置されている。その金網の感触がクマにとっては丁度いいようで、動画のように立ち上がって体をこすっているのだという。
無我夢中でスリスリさせているクマから「気持ちええ~」「たまらん~!」という声が聞こえてきそう。ここまで虜にさせるのだから、「人をダメにするソファ」ならぬ「クマをダメにする金網」といったところか。
スリスリ行為にも名前がちゃんとあります
クマが快楽に溺れているように見える動画はツイッター上で反響を呼び、
「可愛過ぎて神映像」
「四足歩行なのか二足歩行なのか分からなくなるくらい、普通に立ってる」
「金網で背中ゴリゴリしても気持ちいいで済んじゃう強靭さよ...」
といった声が寄せられている。
しかし、クマは何故こんなにも金網に夢中になっているのか。背中が痒いから? それともただのクセ?
5月26日、Jタウンネット記者が富士サファリパークの広報担当者に話しを聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
「この行動は『背こすり』といって、クマがマーキングの為におこなう行動の1つです。金網があるから行うのではなく、金網がない木でも行っています」
この「背こすり」という行為は1年中行われるが、撮影時はちょうど毛の生え変わりの時期。少しだけその頻度が多くなるのだそう。
「頻度が多くなる理由としては、毛の生え変わりで少し痒いからではないかと思います」(富士サファリパークの広報担当者)
ちなみに、「背こすり」はクマがダンスをしているように見えるため、来園者の反応も良いのだとか。たしかにこの光景、直に見てみたい!