「動物病院に駆け込んだけど、死んでしまったペットのウサギ。待合室で沈む私に、猫を連れたお姉さんが『これから動物を飼うと...』」(千葉県・40代女性)
2022.05.22 08:00
「泣かなあかん日は来るからしゃあないねんで」
私のウサギを見た先生は「ごめんね」と、自分は何も悪くないのに私に謝りました。
「ウサちゃん、もう息を引き取っちゃった。頑張って来たんだね、ごめんね」
そして、「看護師さんと一緒に、ウサギをきれいな箱に入れてあげるから待ってて」と、待合室に私を座らせて診察室に入って行きました。
その時、待合室にいた猫を連れてきていたお姉さんが、もらい泣きをしながら私に近づいてきたんです。
お姉さんは私の肩を抱いて
「可哀想やなあ、これから動物を飼うと必ずな、泣かなあかん日は来るからしゃあないねんで、でも悲しいな」
と、ウサギが箱に入って出てくるまで、ずっと私に話しかけてくれました。