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「日本の美」を感じる... 夕暮れ時に見下ろす「丸山千枚田」のエモさが半端ない

松葉 純一

松葉 純一

2022.04.26 17:00
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和を最大限に感じる風景

「丸山千枚田」は、和歌山県との県境に近い三重県南西部にある。棚田の数は、1601年には2240枚あったとの記録もあるが、耕作放棄地の増加で、平成初期には530枚までに減少してしまった。その後、復元事業に対する数多くの人々の努力で、現在は1340枚に回復しているそうだ。

投稿者「Shota」さんによると、丸山千枚田を撮影したのは、4月20日の夕方17時頃。千枚田近くにある展望台から撮影したとのこと。

「もともと曇り空ではあったものの、天気予報では日が沈む頃は晴れとなっていて、日が沈む部分は雲がなかったため、これは待っていれば絶対綺麗なものが撮れると思い、待機していたので、綺麗な風景と、和を最大限に感じる風景に感動しました」(「Shota」さん)

投稿には、「日本の美しさは素晴らしい」といった感想が多く寄せられたという。「まだ見ていない沢山の素敵な景色が、日本にはまだまだあるのだと気付かされ、そんな風景を今後も生で沢山見て、写真として残していきたい」と、「Shota」さんはコメントした。

「丸山千枚田」を心行くまで楽しむためには、どこから眺めるのがいいのだろう。熊野市ふるさと振興公社に取材したところ、こんなアドバイスをくれた。

「千枚田を見下ろす展望台へ行くには、通り峠(とおりとうげ)から登山口に入り、30分ほど山道を登るのがおすすめです。滑らないように登山に適した靴を用意しておかれる方が良いでしょう。天候などにもくれぐれも注意していただきたいですね」(熊野市ふるさと振興公社担当者)

ちなみに、この登山道は「熊野古道」の一部でもある。歴史と絶景の両方を楽しめる貴重な行程と言える。

春の丸山千枚田は水で満たされ、5月になると田植えも行われる。多くの人が訪れ、賑やかになる時期だという。

交通マナーや登山マナーを守って、「エモい」棚田風景を心ゆくまで楽しみたいものだ。

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