タイの骨に「謎のコブ」発見したらラッキーってホント? 専門機関に聞いてみた
激レアな縁起物?
カバ子さんは27日、キッチンで息子の離乳食の仕込みをしていた時、タイの身をほぐしているときに「鳴門骨」を発見。なお、タイはコープの店舗で購入したものだという。
「(発見時は)とても驚いたと同時に、『もし病気の魚なら息子には食べさせられないな』と思って、すぐに詳細を調べました」(カバ子さん)
結果、病気ではなく珍しい骨であったことが判明。ただ、投稿に対して多くの反響がある中で、「逆にこれが当たり前だと思っていた」、「捌く時に苦労するから、魚屋や料理人にとっては縁起物ではなく厄介者」など、様々な意見も寄せられたという。
「いずれにせよ『鳴門骨のある鯛は美味しい』というのは確かなようなので、それを息子に食べさせてあげられたのは大変嬉しかったです。
今後鯛を食べる際は味だけでなく鳴門骨があるかどうかの楽しみも増えたなぁと思います」(カバ子さん)
その後、発見した「鳴門骨」はいつか息子に見せてあげるため、記念に保管してあるそうだ。
カバ子さんのように「見たことがない」という人もいれば、むしろあることが「当たり前」と思っている人もいる「鳴門骨」。改めて、一体どういう骨なのだろうか。
鳴門といえば、徳島と淡路島の間にある鳴門海峡。というわけで記者は31日、徳島県立農林水産総合技術支援センター(徳島県石井町)の水産研究課(以下、徳島水研)に話を聞いてみることにした。