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「カラザを取らないでください!」 たまご屋さんの「お願い」に反響 シアル酸が最強?キユーピーに聞いてみた

大山 雄也

大山 雄也

2022.03.22 20:00
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カラザを取るのがもったいなく感じる......

まず、半澤さんの投稿にもあったカラザに含まれるという「シアル酸」という聞き慣れない成分がどんなものなのかを聞いた。

「鶏卵のカラザには、シアル酸が含まれています。シアル酸は燕の巣等にも含まれている成分です。
シアル酸の薬理機能としては、免疫力向上、インフルエンザ感染予防、学習能力向上、薬効の上昇(ヒアルロン酸の効果増)、育毛、抗アレルギー、抗ストレスなどが確認されており、その用途は医薬品原料や診断薬原料から、食品まで多岐に渡っています」(児玉さん)
白くモヤッとしているのが(画像はイメージ)
白くモヤッとしているのが(画像はイメージ)

こうしてシアル酸の説明を見ると、カラザを取るのがもったいなく感じてくる......。

やはり、キユーピーとしても半澤さん同様に、カラザは取らないほうが良いと考えているのだろうか。

「カラザの主成分はタンパク質であり、もちろん安心して召し上がっていただけます。
ただ、茶わん蒸しなど料理によっては、食感や見た目が気になる方は取り除かれることもあるかと思います。好みなどによっても異なりますので、栄養や食感や見た目等を考慮して、ご自身でご判断いただければ幸いです」(児玉さん)
無理に食べなくても良いみたい(画像はイメージ)
無理に食べなくても良いみたい(画像はイメージ)

ちなみに、たまごが使われるキユーピーの製品でカラザは取り除かれているのかを聞くと、

「多くの製品においては、割卵後、ストレーナーと呼ばれる夾雑物(きょうざつぶつ)を取り除く装置で除かれています。茹卵の製品等においては、カラザを取り除く工程はありません」

との回答があった。

無理に食べる必要はないとはいえ、カラザを「食べられるけど、意味もなく取っていた」という人がいれば今後は取らないほうがいいのかもしれない。

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