超長生きのサボテンに、奇想天外なデカ葉っぱ 3月末で閉館の「川口市立グリーンセンター大温室」見どころ大案内
キソウテンガイってなんだ?
ずいぶんと変わった名前のキソウテンガイは、生涯のうちに2枚だけ葉を出して、それがどんどん成長していく植物だという。
「ここのキソウテンガイは、3メートルほどあり、これだけ伸びているのは関東でも珍しいのでは」
と島野さん。筆者も紹介されたとき思わず「何これ!」と声を出してしまった。この奇想天外な姿は、ぜひ目に収めていただきたい......
多肉植物のコーナーで大温室は終了。ここで島野さんは園内にある「観賞温室」も案内してくれた。
観賞温室では、グリーンセンターで1000種類3000鉢を保有する「カトレア」をはじめ、多くのランが展示されている。
ランは形も色もさまざまで、コブラのような形状に驚かされる「コブラオーキッド」など個性的な花が展示されている。こちら観賞温室も3月で閉館となるため、ぜひ訪れたい場所だ。
正直、植物にはあまり興味のない筆者だったが、実際訪れて見ると、植物たちの世界にどっぷり。島野さんの案内が終わってからもう1周して1時間以上も滞在していた。
ちなみに、「閉館までに行けない!」という人もいるだろう。そんな人のためにグリーンセンターでは、特設サイト「たなボタニカル」内で、バーチャルで大温室の内部を観賞できる。
とはいえ、半世紀以上グリーンセンターのシンボルであり続けた大温室の重厚な雰囲気は、ぜひ生で味わってほしい!
(3月16日11時13分追記)川口市立グリーンセンターから、回答した内容を訂正したいとの要望があり、一部修正しました。