「受験に向かう飛行機に乗り遅れるわけにはいかない!」 早起きして空港に行った高校生は、待ち時間に眠ってしまい...
あろうことか、うたた寝をしてしまったのです――。
佐賀県在住のSさん(30代女性)から、大学受験時の体験談がJタウンネットに寄せられた。
第一志望校の受験のために、九州から飛行機に乗って東京へ向かおうとしていたSさん。乗り遅れたらマズいため、朝早くに家を出た。
無事空港に到着し、手続きを全て済ませたのだが......。
きっと早起きして、眠かったのだろう。
搭乗の時間を待つ間に、空港のベンチで寝てしまったのだという。
眠りに落ちてからどれくらいの時間が...?
高校生の頃、大学受験のため母親と2人で受験会場の東京に飛行機で向かうことになりました。
乗り遅れたら大変だから、早めに福岡空港に着いていた方がいいんじゃないかということで、朝早く家を出ました。そして空港に着いて手続きまで全て終わらせ、あとは飛行機に乗るだけ。
母とふたりで空港のベンチに座って、搭乗開始を待っていました。
最初のやらかしは、この時です。
あろうことか母親も私も2人ともうたた寝をしてしまったのです。
眠りに落ちてからどれくらいの時間が経ったでしょうか。誰かが私の肩を叩いて、声をかけてくださいました。
「この飛行機に乗るんじゃないんですか?」
その声でハッと目を覚ますと、搭乗時間は終わりかけ。お礼を言おうと周りを見渡してみましたが、近くには誰もいなくて、誰が教えてくれたのか分かりません。
とにかく急いで母親を起こし、飛行機に乗りこみました。
第2のやらかしは試験直前に
2つ目のやらかしは、東京に着いてから。なんと、受験会場に向かう電車でまたもや寝てしまったのです。
目覚めたのは、誰かに当たったような気がしたからです。目を開けると、電車は受験する大学の最寄り駅に停車中。
「扉が開いてる!」
そう思って、急いで母親と電車を降りました。 そこで一気に緊張が解けたのか、無事に第一志望の大学に合格し、入学・卒業まで出来ました。 あの時、空港で声かけてもらえてなかったら、もしあの時、電車で誰かが私にぶつからなかったら、私はその大学に通えていないでしょう。本当にありがとうございました......!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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