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しいたけ惣菜に「マッシュルーム婦人」、甘酒に「むちゃン」 何がどうしてこうなった?センスが独特すぎる食品メーカーを直撃

大山 雄也

大山 雄也

2022.02.19 08:00
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「感覚がマヒしている」

担当者によると、うま味しいたけとうま味メンマの現行のパッケージは2018年9月のリニューアルから採用され、そのときに婦人たちが登場したという。

「描かれているのが、中世の貴婦人のようなイラストですので、名前はカタカナのほうが合います。メンマはともかく、しいたけはカタカナにしても日本語感が出てしまいます。
調べたらしいたけは英語でマッシュルームだとわかったので、マッシュルーム婦人としました。軽い気持ちで深い意味はないんです」(担当者=以下同)

では、甘酒はどうだろうか。

「むちゃンというのは、甘酒のブランド名で深い意味はありません。音の響きで考えていますね」
ブンセンの商品
ブンセンの商品

ブンセンといえば、「アラ!」という海苔の佃煮をはじめ、塩ふき昆布の「塩っぺ」とほかにもユニークな名前の商品が発売されている。これらも「むちゃン」のように音の響きを重視して名付けられているそうだ。

「『アラ!』も『塩っぺ』も深い意味はなくて、商品の名前を考えた当時の専務の感性でできています。
みなさんはユニークさを感じていただいているようですが、どれもブンセンとしては通常運転のネーミングです。社員はユニークかどうか感覚がマヒしていて、ネーミングについてはあまり気にしていないです。名前よりもおいしさが大事ですから」

独特のセンスはおいしさ第一の姿勢が生んだ副産物なのかもしれない。

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