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田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

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全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

「いきなり服を脱ぎ、フンドシ一丁で池に飛び込んだ見知らぬおじさん。あの人がいなければ今、私は...」(兵庫県・70代女性)

福田 週人

福田 週人

2022.02.11 11:00
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あれから71年たった今も...

その後、ずぶ濡れで帰宅した私を見た母は驚いて兄たちに訳を尋ねましたが、兄たちは叱られるのを恐れて、「水遊びしたから」などと母に報告しました。

本当のことを母に打ち明けたのは、それから10年後。

あの時私は死んでいたかも知れないと知って、母は驚き、また、娘の命を救ってくれた見知らぬ男性の恩に涙しました。

あれから71年たった今も、私の頭にはあの時の水を飲んだ苦しさや、助けてくれた褌姿のおじさんが動画のように張り付いていて、時々蘇ります。

私はその後、勉学、青春、就職、結婚を経て、また阪神淡路大震災で被災するなど、人生悲喜こもごもでした。耐え難いほどの辛さや苦しさもありましたが、人の心の優しさや深さに触れて喜びを感じることも多く、穏やかな晩年を迎えた今、「生きてきて良かった。楽しい人生だった」と実感しています。

だからいっそう、71年前のあの時に命を救われたことを感謝せずにはいられません。

年齢差から想像すると、あのおじさんはもうこの世に居ないかもしれません。地上か天国かにおられる彼に、「ありがとう!」の声が届きますように。

思うに、人は誰かによって助けられ、あるいは助けて、お互いに小さな奇跡を積み重ねることで、希望に向かって生きることが出来るのでしょう。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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