近未来SFの舞台かな? 千葉都市モノレールを「大集合」させた画像が超カッコイイ
「すいません、電車は別々で撮ってます!」
投稿者の「KD 」さんは取材に対し、「遊び心で何枚か合成した作品です!」と語る。別のツイートでも「すいません、電車は別々で撮ってます!重ならないように計算して」と正直につぶやいている。
千葉都市モノレールは、千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ1号線と、千葉駅から千城台駅を結ぶ2号線の2路線を持つ。2つの路線が分岐するのは千葉駅の少し東側で、画像はちょうどその分岐点の写真を複数あわせて制作されたものだ。
「千葉出身の友人が凄い所あるよ!と紹介してくれて此処を知りました。吊るされたモノレールって見たことありますか? 私はその時初めてで、その迫力とこの重なり合う立体的構造美にただ圧倒されました」
と、「KD」さんは感動した様子。
現実には、これほどの数の車両が集合することはないだろう。だが、行き交うモノレールを見ているとなぜかウキウキするのは間違いない。
KDさん自身もこの場所で写真を撮影したときに、カメラ友達と「全線一緒に来たら面白いのにね」という話になり、写真を編集して今回の作品を作り上げたそう。
「幼い頃に抱いた未来都市がこんなイメージなんですかね。無機質で、立体的に重なり合うレールが近未来感を生んでいる気がします。複数枚合成するからにはとことん細部にこだわって作りました」(「KD 」さん)
また、ツイートのきっかけについて、「KD」さんはこう語る。
「いたずら心でとりあえず全部集めてみました! お楽しみあれ!って感覚ですかね(笑 )私の写真そのものというよりは、この構造物と近代感あるモノレールを素直に楽しんでほしいと思っていました」
「KD 」さんは、副業カメラマンとして、車の撮影や世界で活躍するパフォーマーの写真などを撮っているという。「建造物が好きで。美術館やそのような芸術的建物などもこれから撮っていきたい」と話した。
ツイッターでの反響で印象的だったのは、「銀河鉄道999のオープニング」を連想したというコメントが多かったことだという。また、海外のユーザーからも「これは実際にあるものなの?」という感想も届いたそう。
ちなみに、記者は千葉市民。千葉都市モノレールが海外の人々に注目されたのは、予想外だった。高架橋が複雑に交差した千葉市の風景は、彼らにとっても近未来都市に見えたのかもしれない。
「千葉にこんなところがあるんですっ!」と「KD 」さん。記者もまったく同感だ。