明らかに以前とは違う... 新型コロナで「暗黙のルール」が生まれた電車の様子がこちら
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府の専門家会議は2020年5月4日、「新しい生活様式」を提言した。
感染の拡大を食い止めるには市民の「徹底した行動変容」が必要だと強く訴えるもので、買い物や公共機関の利用、娯楽・スポーツ、食事など様々な場面でどう行動するのが望ましいかも記されている。
例えば、公共交通機関を利用する際には「会話は控えめに」「混んでいる時間帯は避けて」といった提言がされているが、人々の間ではその他にも「暗黙のルール」が生まれつつあるようだ。
こちらはツイッターユーザーの@kunukunuさんの2020年5月12日の投稿。写真は11日の21時40分ごろ、御茶ノ水駅〜四ツ谷駅付近を下り方面に走行する中央線快速の電車内を撮影したものだという。
ほとんどの人が一席ずつ空間を空けて座席に座っている。もちろん、新型コロナウイルスの流行以前も、間に1人分空間をあけて座るという光景は見られたが、こんなにも均等に空席があると「やはりソーシャル・ディスタンシングを意識している人が多いのだろうか」という気持ちになる。
中央線ユーザーのS編集長も投稿を見て「そういったルールができてる実感は確かにあるわ...」と一言。ツイッターで検索してみると、@kunukunuさんやS編集長以外にも「コロナの影響で空いている席に座りにくくなった」と感じている人は多いようだ。
「電車で空いてる席あってもソーシャルディスタンスだしなと思ってなんか座りにくいのよね」
「電車の座席も自然にソーシャルディスタンスが取られていて1席飛ばしでみんな座ってる。逆に隣に座られると『えっ』って思ってしまうし、自分も座りにくい」
「電車の席がある程度空いていても座りにくい世の中になったなぁ・・・・・・・・・」
このような投稿は4月上旬ごろから増え始め、1席ずつ空席にすることを「暗黙のルール」「暗黙の了解」だと表現するユーザーもかなりの数存在した。
また、隣に人が座らないように荒技を使う人もいるようで、
「今朝大阪で見た人は、もっと直接的に二人がけの席の真ん中に座って間隔を取っていました」
「電車で、ソーシャルディスタンスを保つために座席横に鞄を置いてるおっちゃんがおったが、綺麗なおねーちゃんが通ろうとすると鞄を下に置いてウェルカムモードだったのが今朝のハイライト」
という猛者の目撃例もあった。
新型コロナで生まれた「暗黙のルール」、募集中
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