日本酒×ビールってどんな味? 美肌県・島根で生まれた「おろち2021」を飲んでみたら→苦手意識が吹き飛んだ
だんだんクセになる
どぶろくビールの特長は、日本酒の原材料である米麹と清酒酵母を使用して、各酒蔵のおいしさをビールの中に表現している点にある。
おろち2021の場合、厳選した清酒酵母を使い、9パーセントの高アルコールで6か月間熟成させることで、純米酒の味わいとビールの飲みやすさを楽しめる一品に仕上がっているそう。
まずはひとくち。鼻を抜けるフルーティーな香りはたしかに日本酒そっくりだ。
最初は、味わったことのない独特な苦味に戸惑ったが、ふたくち、みくち......と口をつけると、だんだんクセになってきた。「豊穣」。この言葉がこれほどしっくりくるビールもなかなかない。米と麦の豊かな味わいがゆっくり舌にしみこんで、無性に和食が恋しくなった。
「ビアへるん」の公式サイトでは、「ビール職人おすすめオツマミ」として、ノドグロや白イカの一夜干し、日本酒で作る鍋「美酒鍋」などとの組み合わせをすすめている。
これなら、日本酒への苦手意識をきれいさっぱり忘れて晩酌を楽しめる。そう確信した。