「義両親に会いに行く飛行機で、緊張のあまり腹痛に。事情を聞いたCAがくれたのは薬と水、それから...」(大阪府・40代女性)
緊張する場面でお腹が痛くなる。そんな経験は誰にでもあるのではないだろうか。
特に乗り物の中でそれが起きると最悪だ。いっそう不安になり、ますますお腹が痛くなるという悪循環に陥る場合すらあるかもしれない......。
大阪府在住のJタウンネット読者・Kさん(仮名、40代女性)も、かつて飛行機の中で急な腹痛に襲われたという。夫の実家に結婚の挨拶へ向かう道中で、ひどく緊張していたからだ。
彼女の様子を見て声をかけてきたCAに事情を話すと、正露丸と水の他に、ビニール袋に入った「何か」を渡されたという。
開けてみると、そこに入っていたのは......。
今でも感謝しているという、Kさんの思い出をいっしょに振り返ってみよう。
正露丸と水、そして謎のビニール袋
17年前のことです。結婚が決まり、夫の実家のある福岡へ挨拶に行くことになりました。
当日は起床時から緊張したまま、羽田空港に到着。搭乗し、いよいよ飛行機が動く頃になって、緊張のあまりお腹が痛くなってきたのです。そのとき見回りをしていたCAさんが、どうしたのかと声を掛けてきました。
「お腹が痛くて...」
「飛行機は初めてですか? どんなことが不安ですか?」
ひととおり事情を話すと、「少しお待ち下さい」と言って、正露丸とお水、そしてビニールに入った何か備品のようなものをくださいました。
中身を開ける余裕もないまま、ひとまずお礼を言ってお別れし、目的地に到着。腹痛も収まり、無事に挨拶を済ませることができました。
その後に、そういえばあのときくれたビニールに入った物は何だったのだろう?と思い、部屋でそれを開けてみると......
渡されたものを見て、涙が
ご結婚、おめでとうございます!
袋の中には、油性ペンでそう書かれた、ビニール飛行機が入っていました。
それを膨らませて夫と眺めていたら、嬉しくて涙が......。お薬の提供だけでなく、出発前の多忙なときにご迷惑をお掛けした私を陰ながら祝福してくださったあの時のCAさん。
本当にありがとうございました!
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