実年齢より若く見られるのは、本当に「良い事」なのか? 薄毛に悩む男性に自己防衛おじさんが提言
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回の相談者は、熊本県在住のSさん(40代男性・フリーランス)。数年前、身内に後頭部の薄毛を指摘されてから、気持ちが落ち込んでいるという。
現在は薄毛治療のおかげで毛量は「やや回復」。それでも薄さに気づかなかった過去を振り返ると、恥ずかしさでいっぱいになるそう。
明るく生きていきたいSさんに、自己防衛おじさんはどんなアドバイスをするのだろうか。
読者のお悩み
薄毛で悩んでいます。
数年前のある日、身内からつむじ付近の薄さを指摘されて意識するようになったのがきっかけです。
普段意識しないと絶対見ない場所なので自分ではまったく気づきませんでしたが、合わせ鏡で確認したら確かに薄くなってきているように見えたので本当にショックでした。
まったく気づかず能天気に過ごしていたましたけど、みんな黙ってこの頭を見てたのかなと思ったら急にそれまでの日々も恥ずかしくなってきました。
今は薄毛治療をやっていて毛量はやや回復した状態ですが、何かにつけ昔ほど気持ちが上がらなくなっていると感じています。
どうすれば明るくポジティブ思考に自分を持っていけるでしょうか。
Sさん(フリーランス・40代男性・熊本県在住)
「見た目への過剰な投資は自己防衛に繋がるわけではない」
自己防衛おじさんの回答
合わせ鏡で後ろ姿チェックはきほんの「き」と言っても過言ではないくらい、身なりを入念にチェックする男性はここ最近増えているように思います。
現在40代の方が20代の時は、今ほどではないにしろ既に男性美容というジャンルはある程度確立されていた時代かと思うので、あなたの場合は少々無頓着だったのかもしれません。
しかし心配することはありません。
AGA治療や植毛、発毛といった医学的な薄毛治療や技術はとどまることを知らないほど躍進しているので、その点は時代が味方をしてくれているのではないでしょうか?
やれることをやったらあとは気持ちの問題ですね。
10代や20代の若年層を見て今の自分と比べることは、有形無形にダメージを負い精神衛生上よろしくないので止めましょう。
むしろ同世代の有名・著名人で自分の容姿と傾向が似ているタイプを参考に、無理のない範囲でその人に近づけるようにご自身の「ありよう」を近づけていけば良いのではないでしょうか?
しかし女性用化粧品でもマイナス5歳肌というキャッチコピーは良く耳にしますので、一般的にはそれが許容範囲なのでしょう。
むしろ実年齢と比べて異常に若く見えることは、果たして良いことなのか甚だ疑問に感じます。
不自然な見た目の若さによって貫禄や説得力、頼りがいなどが削がれてしまい足元を見られる様になってしまうのは、若さが必ずしも吉と出ないことを物語っているのではないでしょうか?
見た目への過剰な投資は自己防衛に繋がるわけではないので、何事も年相応に程々に。
それこそまさに、自己防衛です。
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