「受験のために訪れた街で迷子に。大学までの道を聞こうと、通りがかった車を止めたら...」(静岡県・40代女性)
「戻ることもできずどうしたらいいか......」
20年以上前ですが、大学受験のために栃木県宇都宮市に行きました。
当時18歳の私にとって、1人で宿泊するのは初めてのこと。受験もあったため緊張と不安を抱えていました。
受験前日、私は行き方を練習しようと会場の学校まで行くことにしました。ホテルから少し私鉄に乗り、2つの駅のどちらで降りても到着まで同じくらいの時間だったため、なんとなく手前の駅で降りて歩きました。
当時は地図アプリのようなものがなく、学校から出されている地図のコピーを持っていましたが、ちょっとした田舎風景に不安を覚えました。
歩いていくとある工場にぶつかり、一面が壁しかなくさらに不安になってしまいました。しばらく壁沿いを歩きましたが、曲がり角もお店もなく、後ろを見ても壁で、戻ることもできずどうしたらいいかわからなくなってしまい、途方に暮れていました。
車は多少通っていましたが、歩いている人は見当たらず、誰かに道を聞くこともできませんでした。